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- 大腸ポリープ切除後の過ごし方
こんなお悩みありませんか?
- 大腸ポリープが見つかり、切除をすすめられたがその後のことが心配
- ポリープ切除後の生活制限について知りたい
- 切除後の出血が心配
- 仕事や旅行への影響が気になる
- ポリープが見つかった場合の治療方針を相談したい
当クリニックでは、最新の内視鏡システムと、大腸カメラ検査の実績豊富な医師による専門的な技術で、安全で確実なポリープ切除をご提供しています。
大腸ポリープについて

大腸ポリープは、大腸粘膜に発生する隆起性の腫瘍です。多くの場合、症状はありませんが、その約8割が腫瘍性ポリープであり、将来的に大腸がんへ進展するリスクがあります。そのため、発見時の適切な治療が重要となります。
当クリニックでの治療について
当クリニックでは、大腸内視鏡検査でポリープが発見された場合、その場で切除が可能です。特に、出血リスクが少なく安全性の高いコールドスネアポリペクトミーを主に採用しています。この方法により、多くの場合、日帰り治療が可能となります。
大腸ポリープ切除後の注意点
食事について
ポリープ切除後は、腸の創部を保護し、再出血を防ぐため、食事に関して特別な配慮が必要となります。切除部位の腸粘膜は傷ついた状態にあるため、次のような注意が重要です。
- 消化の良い食事を中心に摂りましょう。
- 消化に時間のかかる食材は、腸への負担が大きくなる可能性があります。
- 繊維質の多い野菜や果物は、切除部位をこすることで出血を誘発する可能性があるため、一時的に控えめにしましょう
- 脂っこい食事や刺激物は腸の蠕動運動を活発にし、切除部位への負担を増やす可能性があります。カレーや唐辛子などの香辛料を使用した食事も、同様の理由で避けていただく必要があります。
- アルコールは血行を促進し、出血のリスクを高める可能性があるため、控えていただくようお願いしています。
生活面での制限
ポリープ切除後の1〜10日間は、創部の安静を保つため、日常生活において次のような制限が必要となります。
- 運動に関しては、ゴルフ、テニス、ジョギングなど、汗をかくような激しい運動は控えましょう。これらの運動は血圧を上昇させ、腹圧をかけることで出血のリスクを高める可能性があります。
- 出張や旅行については、万が一の出血時に適切な医療機関での処置が遅れる可能性があるため、遠方への移動は控えていただいております。特に海外旅行は避けていただく必要があります。
- 入浴に関しては、血圧上昇や血行促進を避けるため、サウナや長時間の入浴は控えてください。シャワーであれば問題ありませんが、長時間の温浴は避けていただくようお願いしています。
出血への注意と対応
- 切除後10日間は、毎回の排便時に便の状態を必ず確認してください。この期間は再出血の可能性が最も高い時期となります。
- 便に付着する程度の少量の出血は、通常は心配ありません。しかし、便器が真っ赤になるような大量の出血が見られた場合は、速やかに当クリニックにご連絡ください。
- 大量の出血が確認された場合は、再度内視鏡検査をおこない、出血部位の特定と止血処置が必要となる可能性があります。当クリニックでは、このような緊急時にも迅速に対応できる体制を整えています。
- 抗血栓薬を服用されている方は、薬の再開時期について、必ず担当医の指示に従ってください。早期の再開は出血リスクを高める可能性があります。
全ては、患者さまが安心して術後をお過ごしいただくためにお守りいただきたいこと

当クリニックでは、患者さまが安心して
回復期を過ごせるような環境を整えています。
大腸ポリープの切除後は、安全な回復のため、一定期間の生活制限が必要となります。これらの制限は、患者さまの早期回復と合併症予防のためにそれぞれ大切な意味を持っています。
食事や運動についてご不安な点がある場合や、体調の変化を感じられたときは、どんな些細なことでもお気軽にご相談ください。特に出血など気になる症状が現れたときは、すぐに対応できる体制を整えていますので、ご遠慮なくご連絡ください。
定期的な検査による経過観察も重要です。
ポリープ切除後の経過観察を含め、今後の健康管理についても、当クリニックがしっかりと寄り添ってサポートいたしますので、ご安心ください。