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- 大腸炎・潰瘍性大腸炎・炎症性腸症候群
こんなお悩みありませんか?

- 繰り返す下痢や腹痛に悩まされている
- 便に血が混じることがある
- 原因不明の腹部の不快感が続いている
- 発熱や体重減少を伴う腸の症状がある
- 大腸の炎症性疾患についてくわしく知りたい
このような症状でお悩みの方は、きなが内科・内視鏡クリニックにご相談ください。当クリニックでは、最新の内視鏡システムと専門的な知識を活かし、適切な診断と治療をご提供いたします。
消化管の基礎知識
消化管は、口腔から肛門まで続く約6メートルの管状の器官で、私たちの生命維持に必要な消化・吸収システムの中心的役割を担っています。
消化管は、食物の消化から栄養の吸収、そして不要物の排泄まで、体に必要な一連の過程を担っています。
食物は最初に口腔で咀嚼され、唾液による消化が始まります。その後、食道を通って胃に送られ、胃液によって本格的な消化がおこなわれます。胃で処理された食物は小腸へと移動し、膵液や胆汁の働きにより、さらなる消化と栄養素の吸収が進みます。最後に大腸では、水分と電解質の吸収がおこなわれ、消化されなかった食物残渣は便として体外に排出されます。
当クリニックでは、消化管の健康維持をサポートするため、検査経験豊富な内視鏡専門医による最新の内視鏡システムを使用した検査と診療をご提供しています。
大腸炎について
大腸炎は、大腸に炎症が生じる病気の総称です。本来、体を守るはずの免疫機能に異常が生じることで炎症が引き起こされると考えられています。症状や原因はさまざまですが、主な症状として下痢、腹痛、血便などが挙げられます。特に発熱や体重減少を伴う場合は重症化のサインとなる可能性があり、早急な検査が必要です。
大腸炎の種類と特徴
感染性腸炎 |
ウイルス、細菌、寄生虫などの感染により引き起こされる炎症
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虚血性腸炎 |
腸管の血流が悪くなることで発症する炎症性疾患
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炎症性腸疾患(IBD) | 潰瘍性大腸炎 (指定難病97) |
大腸の粘膜に炎症が生じ、潰瘍やびらんを形成する疾患
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クローン病 |
口腔から肛門まで、消化管のあらゆる部位に炎症が生じる可能性がある疾患
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※表は左右にスクロールして確認することができます。
大腸炎の治療
大腸炎の治療は、原因となる病気によって大きく異なります。当クリニックでは、詳細な検査により正確な診断をおこない、それぞれの病態に応じた適切な治療をご提供しています。
感染性腸炎の治療
感染性腸炎は、多くの場合1〜2週間程度で自然に改善しますが、症状を和らげるための治療が重要です。主な治療は、下痢止めや痛み止めなどによる症状の緩和と、脱水を防ぐための水分補給です。特に高齢の方や小さなお子様は脱水になりやすいため、十分な水分摂取が欠かせません。症状が重い場合には点滴治療や抗生物質の投与をおこなうことがあります。
虚血性腸炎の治療
虚血性腸炎は、腸の血流が悪くなることで起こる病気です。治療の基本は腸を休ませることで、一時的な絶食と点滴による水分・栄養補給をおこないます。多くの患者さまは2〜3週間程度で回復しますが、炎症を早く抑えるために抗生剤を使用することもあります。極めて稀ですが、腸の一部が壊死してしまう重症例では手術が必要となる場合があります。
炎症性腸疾患の治療
潰瘍性大腸炎とクローン病は、長期的な治療が必要となる慢性の炎症性腸疾患です。
潰瘍性大腸炎
潰瘍性大腸炎では、炎症を抑える薬による治療が基本となります。病変の範囲に応じて、内服薬、座薬、注腸薬を使い分けます。症状が強い場合には、より強力な免疫抑制剤やステロイド薬を使用することもあります。
クローン病
クローン病の治療は、食事療法と薬物療法を組み合わせておこないます。消化に負担をかけない食事を心がけ、特殊な栄養剤を用いることもあります。薬物療法では、近年開発された生物学的製剤が高い効果を示しています。
当クリニックでの大腸炎治療について
大腸炎の治療で最も重要なのは、正確な診断に基づいた適切な治療法の選択です。

神戸市灘区・王子公園の、きなが内科・内視鏡クリニックは、大腸炎の診断と治療において豊富な経験を持つ専門医が在籍しています。症状が似ていても、原因となる疾患によって必要な治療は大きく異なります。
当クリニックでは、最新の内視鏡システムによる精密検査と専門医によるくわしい診察により、確実な診断をおこないます。特に、他の医療機関で症状が改善しない方や、長期間にわたり症状が続いている方には、ぜひ一度当クリニックまでご相談ください。
潰瘍性大腸炎やクローン病などの慢性疾患については、継続的な治療と経過観察が必要です。当クリニックでは院長の産業医としての経験を活かし、患者さまの仕事や日常生活に配慮した治療計画をご提案いたします。