
こんにちは、神戸市灘区の「きなが内科・内視鏡クリニック」です。
ふとした時に、自分の便が「緑色」をしていたら驚いてしまいますよね。赤ちゃんにはよく見られる現象ですが、大人の場合、「どこか内臓が悪いのでは?」と不安になる方も多いはずです。
実は、大人の緑色の便の多くは一時的なものですが、中には早急な検査が必要なサインが隠れていることもあります。今回は、緑色の便の原因と、注意すべき「危険な便の色」の見分け方についてお伝えします。
1.なぜ便が緑色になるのか?主な3つの原因

便の本来の茶色は、肝臓で作られる「胆汁(たんじゅう)」という液体が混ざることで作られます。緑色になるのは、この胆汁のバランスが変化したときです。
① 食事の影響(最も多い原因)
前日に緑黄色野菜をたくさん食べませんでしたか?
ほうれん草、ブロッコリー、青汁、クロレラなどのサプリメントに含まれる「クロロフィル(葉緑素)」が、そのまま便の色として現れることがあります。この場合、体調に問題がなければ心配ありません。
② 腸の動きのスピード(酸化)
胆汁はもともと緑色をしており、腸を通過する間に酸化して茶色に変化します。しかし、下痢や消化不良などで便が腸を早く通り過ぎてしまうと、茶色に変わる前の「緑色」のまま排泄されることがあります。
③ 肝機能や胆のうのトラブル
稀に、肝臓や胆のうの働きが弱まり、胆汁の代謝がうまくいかない場合に緑色の便が出ることがあります。黄疸(肌や目が黄色くなる)を伴う場合は注意が必要です。
2.自分でできる「緊急度」チェックリスト

緑色の便が出たとき、以下の症状が伴うかどうかを確認してください。
緊急性が低いケース
| ・ 体調は良く、腹痛や発熱はない。
・緑黄色野菜や着色料の多いものを食べた。 ・ 1〜2回で元の茶色に戻った。 |
早めに受診すべきケース
| ・激しい腹痛や下痢が続いている。
・発熱がある。 ・吐き気や嘔吐を伴う。 ・便の色が数日間ずっと緑色のままである。 |
3.要注意!本当に「危険な便の色」とは
緑色の便よりもさらに注意が必要な、病気のサインとなる色があります。これらに該当する場合は、迷わず消化器内科を受診してください。
| 便の色 | 疑われる主な病気 |
| 真っ黒(タール便) | 胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃がん(上部消化管からの出血) |
| 鮮やかな赤(血便) | 大腸がん、大腸ポリープ、痔、潰瘍性大腸炎 |
| 白〜灰色 | 胆石症、胆管がん、膵臓がん、ウイルス性肝炎 |
特に「黒い便」や「赤い便」は、消化管のどこかで出血が起きている強力なサインです。
4.不安を解消するために。当院の検査体制
「便の色がおかしいけれど、どのタイミングで相談すればいいかわからない」という方は、まずは一度診察にお越しください。当院では、患者様の不安を最小限に抑えるための体制を整えています。
苦痛の少ない内視鏡検査

胃カメラ・大腸カメラともに、鎮静剤を使用して眠っている間に検査を行うことが可能です。
最新のAI診断技術

肉眼では見落としやすい微細な病変も、AIによるダブルチェックで早期発見に努めています。
丁寧なカウンセリング

「便の色」というデリケートな悩みも、院長がじっくりとお話を伺い、適切な診断を行います。
まとめ:便は「体からのメッセージ」です

便の色が変わるのは、あなたの体が「少し疲れている」「食べ物が合わなかった」と教えてくれているサインかもしれません。多くの場合は一過性ですが、万が一の病気を見逃さないためには、定期的な内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)が最も確実です。
「ただの食べ過ぎかな?」と放置せず、気になることがあればお気軽に神戸市灘区の「きなが内科・内視鏡クリニック」までご相談ください。




