コンビニで買えるメニュー例も紹介

大腸内視鏡検査(大腸カメラ)でポリープを切除された患者様、お疲れ様でした。
検査が終わってホッとしたのも束の間、次に気になるのは「今日から何を食べていいの?」ということですよね。
「毎朝のコーヒーは飲んでもいい?」
「体に良さそうな納豆は?」
「ラーメンはいつ解禁?」
当院では、ポリープ切除後の出血トラブル(後出血)を限りなくゼロにするために、他院様よりも少し慎重な食事制限をお願いしております。
今回は、患者様からよくいただく質問への回答と、忙しい時に助かる「コンビニで買える、腸にやさしいメニュー」をご紹介します。
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気になる「あの食品」はいつから?Q&A

当院の基準に基づいた回答です。ポリープの大きさや数によって個人差がありますので、最終的には診察時の医師の指示に従ってください。
Q1. コーヒーはいつから飲めますか?
- 術後1週間は控えてください。
「えっ、コーヒーもダメなの?」と驚かれるかもしれません。しかし、カフェインには腸の蠕動(ぜんどう)運動を活発にする作用があり、傷口にとっては刺激となります。
ノンカフェイン(デカフェ)のものであれば、翌日から飲んでいただいて構いません。
Q2. 納豆は体に良いから食べていいですか?
- 術後3〜4日目以降、ひきわり納豆からがおすすめです。
納豆は健康食品ですが、大豆そのものは食物繊維が多く、消化に少し時間がかかります。
術後数日は豆腐などのより消化の良い大豆製品を選び、納豆を食べる際は、粒が砕かれている「ひきわり納豆」を選ぶと腸への負担が減ります。
Q3. ラーメンはいつから食べられますか?
- 術後1週間は我慢しましょう。
ラーメンは「脂質(スープ・チャーシュー)」「塩分」「刺激(香辛料)」の塊であり、ポリープ切除後の腸には負担が大きすぎます。
麺類が食べたい場合は、消化の良い「くたくたに煮込んだうどん」や「そうめん」を選んでください。
Q4. アルコール(お酒)は?
- 最低1週間、できれば2週間は禁酒をお願いしています。
アルコールは血管を拡張させ、再出血の最大のリスク要因となります。「1杯だけなら」という油断が危険ですので、しっかりと期間を空けてください。
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迷ったらコレ!コンビニで買える「腸にやさしい」メニュー例

「自炊をする元気がない」「仕事のお昼ごはんで買いたい」
そんな時にコンビニで選ぶべき、きなが内科推奨の「消化に良いメニュー」をご紹介します。
【主食編】
- レトルトのおかゆ: 最も安心です。梅がゆや玉子がゆなど。
- 蒸しパン: 脂質が少ないプレーンなもの。カステラもOKです。
- にゅうめん・うどん(カップ): 辛くないものを選びましょう。
【おかず編】
- サラダチキン(プレーン): ほぐしてあるタイプだとより噛みやすくおすすめです。
- おでん: 大根、はんぺん、玉子。(※からしは付けないでください!)
- 豆腐バー・パック豆腐: 植物性タンパク質が手軽に摂れます。
- 茶碗蒸し: カップに入ったものが惣菜コーナーによくあります。
【デザート・飲み物編】
- ヨーグルト・プリン: 果肉が入っていない滑らかなもの。
- ゼリー: ウィダーinゼリーのようなパウチタイプも消化が良いです。
- 常温の水・麦茶: 冷たすぎる飲み物は腸を刺激するので避けましょう。
【コンビニで避けるべきNG商品】
- レジ横のホットスナック(唐揚げ、コロッケ)
- おにぎり(海苔は消化が悪いため。食べるなら海苔を外してください)
- 食物繊維たっぷりのサラダ(ごぼうサラダ、海藻サラダなど)
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当院が「慎重な制限」をお願いする理由

「他のクリニックでは翌日から普通の食事でいいと言われた」というお話も聞くかもしれません。
しかし、ポリープを切除した腸には確実に「傷」があります。
万が一、ご自宅で大量出血(後出血)が起きた場合、緊急で内視鏡による止血処置が必要となり、患者様にとって身体的・精神的に大きな負担となってしまいます。
当院では、そうしたリスクを未然に防ぎ、「確実に、安全に治す」ために、1週間程度の少し厳しめの制限期間を設けています。
まとめ

- コーヒー・ラーメン・アルコールは、腸への刺激が強いため1週間程度我慢。
- 納豆は数日空けて、ひきわりから。
- コンビニでは「おかゆ」「うどん」「サラダチキン」「はんぺん」「プリン」などが味方。
食事制限は少し大変ですが、腸を休める大切な治療期間です。
「これは食べて大丈夫かな?」と迷った際は、自己判断せず、お気軽に当院スタッフまでご相談ください。




