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【AI技術を導入】内視鏡検査は「高精度」で「楽に」!当院のAI画像診断支援システム

2025.11.29

神戸市 きなが内科・内視鏡クリニックのAI画像診断支援システムを導入した内視鏡検査をご紹介

きなが内科・内視鏡クリニック院長の木長健です。

内視鏡検査は、胃がんや大腸がんといった消化器系疾患を早期に発見・予防するために欠かせない検査です。しかし、「つらい」「見落としが心配」といった不安から、検査をためらってしまう方も少なくありません。

当院では、患者様に最高の安心感と質の高い医療を提供するため、最先端のAI(人工知能)による画像診断支援システムを導入しています。今回は、この「AI内視鏡検査」が、どのように患者様の検査を変えるのかをご紹介します。

AI内視鏡検査とは?医師の「目」を強力にサポート

AI内視鏡検査とは、内視鏡が体内で撮影している画像をAIがリアルタイムで解析し、医師の診断を補助する技術です。

AIは、過去の膨大な症例データ(数万枚以上)から学習し、色や形、大きさなどの微細な違いを検出できます。これにより、医師の経験や目視だけに頼っていた部分をAIが補助し、精度の高い診断が可能になります。

当院では、FUJIFILM社の内視鏡画像診断支援システム「CAD EYE」を搭載したプログラムを取り入れています。このシステムを活用し、食道、胃、大腸の粘膜を詳細に観察しています。

検査は従来通り、より効率的に

AI内視鏡検査の基本的な流れや、検査前の準備(絶食や下剤服用など)は、従来の検査とほぼ同じです。

異なるのは、検査中にAIが、病変が疑われる部分を医師のモニターにアラートとして表示することです。AIが検出を補助することで、医師が病変の有無を検討する時間が減り、検査内容が効率化されます。

AI導入がもたらす最大のメリット:早期発見と安心感

AI内視鏡検査の特徴は、人とAIが協力することで病変の早期発見を目指す点にあります。

見落としリスクの大幅な軽減

特に微小ながんや早期のポリープなど、人間が見逃しやすい病変を見つけることにおいて、AIは優れた能力を発揮します。これにより、医師の技術レベルによる診断のバラつきが軽減され、見逃しのリスクが少なくなることは、患者様にとって大きなメリットです。

消化管がんの早期発見

AIは、「胃がん」「大腸がん」「食道がん」といった消化管にできるがんの早期発見に適しています。また、大腸内視鏡検査では、AIが小さなポリープを瞬時に検出することで、見逃しリスクを減らします。

ポリープの鑑別支援

大腸ポリープを発見した際、AIが腫瘍性(がん化リスクがある)か非腫瘍性(良性)かの鑑別を支援します。これにより、診断の精度が幅広く向上します。

スムーズな治療移行

病変の発見から診断までAIがサポートしてくれることで、適切な治療へスムーズにつなげられる点もメリットです。

当院が目指す「苦痛ゼロ」と「高精度」の両立

AIによる「高精度診断」に加え、当院は患者様の「苦痛軽減」にも注力しています。

当院院長は、正確な診断と極力苦痛の少ない検査を行うことに注力しており、内視鏡AIも活用してさらなる精度の向上に努めます。

1.苦痛を抑えた検査の実現

「内視鏡検査はつらい」というイメージをお持ちの方でも安心です。

  • 鎮静剤の使用: 胃カメラ・大腸カメラ検査ともに、ご希望に応じて鎮静剤を静脈注射することで、患者様は寝ている間に苦痛の少ない検査を受けることが可能です。
  • 経鼻内視鏡検査: 吐き気が起こりにくい経鼻内視鏡検査にも対応しており、細径内視鏡を使用しています。鎮静剤を使用しない場合、検査中に医師と会話をすることも可能です。
  • 医師の高い専門性: 院長は、苦痛を抑える経鼻内視鏡検査で10,000症例以上を行ってきた経験があります。また、人間ドック健診専門医・指導医の資格も有しています。

      2.日帰りでのポリープ切除

      大腸カメラ検査でポリープが発見された場合、事前にご希望があれば、医師が切除可能と判断したときにその場で日帰り切除を行うことができます。大腸ポリープを切除することは、大腸がんの予防に役立ちます。

      安心して検査を受けていただくために

      今回ご紹介したAI技術は、内視鏡検査の精度を飛躍的に向上させ、これまで見つけにくかった早期のがんやポリープの発見に大きく貢献します。

      しかし、どのような優れた技術も、それを使う医師の経験と患者様への配慮が伴ってこそ真価を発揮します。「きなが内科・内視鏡クリニック」では、これからもAIのような医療技術の革新を積極的に取り入れながら、最も大切にしている「患者様一人ひとりに寄り添う」という姿勢を忘れることはありません。

      最新のAIシステムによる客観的なサポートと、院長の豊富な経験に裏打ちされた丁寧な手技を組み合わせることで、「高精度」でありながら「苦痛の少ない」検査の実現を目指し続けます。

      胃や大腸のことで少しでも気になる症状がある方、あるいは「検査は受けたいけれど、つらいのは苦手で」とこれまで検査をためらっていた方も、どうぞ安心して当院にご相談ください。私たちが、あなたの健康な未来をサポートします。

      AI内視鏡検査は、基本的に保険が適用されます。詳しい内容については、お気軽にお問い合わせください。

      院長 木長 健

      執筆者

      きなが内科・内視鏡クリニック
      院長 木長 健

      専門医・資格・所属学会

      • 日本消化器内視鏡学会上部消化管内視鏡・大腸内視鏡スクリーニング認定医
      • 人間ドック健診専門医・指導医
      • COH労働衛生コンサルタント
      • 日本医師会認定産業医

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