神戸市のきなが内科・内視鏡クリニックが解説

「最近、特にダイエットをしているわけでもないのに、体重が急に減ってきた」
「食事をすると、なんだか喉につかえるような違和感がある」
多忙な日々の中で、「少し疲れているだけだろう」と見過ごしてしまいがちなこれらのサイン。しかし、それはあなたの食道や胃が発している、決して無視してはならないSOSかもしれません。
今回は、これらの症状がなぜ危険なサインなのか、そしてその原因を突き止めるために「高精度な」内視鏡検査がいかに重要かについてお伝えします。
「急な体重減少」に隠された胃がんのリスク

食事の量は変わらない、あるいは食欲不振でむしろ減っているのに体重が落ちていく。このような意図しない体重減少(特に半年で5%以上)は、身体の異常を示す重要なサインです。
その背景には、胃がんの可能性が潜んでいます。
胃がんが進行すると、がん細胞が身体の栄養を消費したり、胃の不快感から無意識に食事量が減ったりして体重が減少します。胃がんの初期はほとんどが無症状のため、「原因不明の体重減少」や「食欲不振」は、進行する前に病気を発見するための数少ない手がかりなのです。
「喉のつかえ感」は食道の病気を示唆するサイン

食べ物や飲み物を飲み込むときに、喉や胸のあたりでつかえる、止まってしまうような感覚がある場合、それは食道の病気が原因かもしれません。
逆流性食道炎

胃酸の逆流で食道が炎症を起こし、粘膜が腫れたり過敏になったりすることで、つかえ感や違和感が生じます。
食道がん

最も注意すべき疾患です。食道にできた腫瘍が物理的に食道を狭くし、食べ物の通りを妨げます。初めは肉やパンなど固形物で感じていたのが、進行するとご飯やおかゆ、最終的には水分さえも通りにくくなることがあります。この症状に気づいた時点で、決して放置してはいけません。
早期発見の鍵は「高精度な内視鏡検査」にあり
これらの症状の原因を正確に突き止め、命を守るために最も有効なのが内視鏡検査(胃カメラ)です。当クリニックでは、ただ検査をするだけでなく、いかに微細な病変も見逃さないかという「精度」を徹底的に追求しています。
きなが内科・内視鏡クリニックの高精度検査を支える3つの柱

1.内視鏡を専門とする医師による診断
院長は「人間ドック健診専門医・指導医」や「日本消化器内視鏡学会のスクリーニング認定医」として、約25年にわたり数多くの検査と診断を行ってきました。豊富な経験に基づき、粘膜のわずかな色の変化や凹凸も見逃しません。
2.最新AI技術によるダブルチェック
検査にはAIによる画像診断支援システムを導入しています。熟練した医師の目にAIの解析能力を加えることで、いわばダブルチェック体制を敷き、人間だけでは気づきにくい可能性のある早期がんの発見率向上を目指しています。
3.苦痛に配慮した検査体制
「つらい検査は受けたくない」という気持ちに寄り添うため、眠っている間に検査が終わる鎮静剤の使用や、嘔吐反射が起こりにくい経鼻内視鏡(鼻からのカメラ)にも対応しています。安心して検査に臨める環境を整えることも、精度の高い診断には不可欠です。
そのサイン、見過ごさないでください。未来の自分のために

急な体重減少や喉のつかえ感は、決して「気のせい」で片付けてはいけない、身体からの重要なメッセージです。
院長は産業医として、多忙な日々を送る働く方々がご自身の健康を後回しにしがちな状況を数多く見てきました。だからこそ、「何でも気軽に話しかけて相談してほしい」と考えています。
「もしかしたら…」という小さな不安でも、自己判断で様子を見るのは危険です。そのサインの裏に隠れた原因を専門的な観点からしっかりと突き止め、皆様の健康を守ることが私たちの使命です。
神戸市灘区、阪急「王子公園駅」すぐの当クリニックまで、どうぞお気軽にご相談ください。




