神戸市灘区 きなが内科・内視鏡クリニックが解説

食後の胃もたれや、少し食べただけですぐにお腹がいっぱいになる感じ、みぞおちの痛み…。これらの不快な胃の症状が続いているにもかかわらず、病院で胃カメラを受けて「特に異常は見つかりません」と言われた経験はありませんか?
その、検査では異常が見つからないのに症状だけが続く辛い状態こそが、「機能性ディスペプシア(FD:Functional Dyspepsia)」かもしれません。
今回は、機能性ディスペプシア(FD)の正体と、なぜ「精度の高い胃カメラ検査」が最初に不可欠なのか、そしてその治療法についてお伝えします。
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機能性ディスペプシア(FD)とは?

機能性ディスペプシア(FD)は、胃もたれや痛みといった慢性的な症状があるにもかかわらず、胃カメラなどの検査で原因となる異常(胃潰瘍やがんなど、目に見える病変)が見つからない場合に診断される病気です。決して珍しいものではなく、成人の10人に1〜2人が悩んでいるとも言われ、生活の質を大きく低下させます。
機能性ディスペプシア(FD)の主な症状
- 食後の胃もたれ:食事の後、いつまでも胃が重くすっきりしない。
- 早期満腹感:食事を始めてすぐに満腹になり、たくさん食べられない。
- みぞおちの痛み(心窩部痛):みぞおち周辺が痛んだり、焼けるような感じがする。
- 膨満感や吐き気
これらの症状は、胃の運動機能の低下や、胃が刺激に過敏になることなどが原因で起こると考えられています。
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「異常なし」を確実にするための胃カメラ検査

機能性ディスペプシア(FD)の診断で最も重要なのは、その症状の裏に胃がん、胃潰瘍、重い胃炎といった生命に関わる病気が本当に隠れていないかを、胃カメラ検査によって正確に確認することです。機能性ディスペプシア(FD)は、これらの病気の可能性が完全に除外されて初めて診断がつく「除外診断」だからです。
当クリニックは「胃がん・大腸がんで亡くなる不幸をなくしたい」という理念を掲げており、まずは重大な病気を見逃さないための精密な検査を徹底しています。
きなが内科・内視鏡クリニックの高精度な検査

「異常なし」という診断を高い信頼性をもってお伝えするために、当院では以下の体制を整えています。
- 経験豊富な医師による診断:院長は「日本消化器内視鏡学会上部消化管内視鏡・大腸内視鏡スクリーニング認定医」や「人間ドック健診専門医・指導医」であり、約25年にわたり数多くの内視鏡検査を行ってきました。
- 最新AIによるダブルチェック:医師の目視診断に加え、AI画像診断支援システムを活用。微細な病変も見逃さないよう、精度を追求しています。
- 苦痛の少ない検査:検査への不安を軽減するため、嘔吐反射の少ない経鼻内視鏡(鼻からのカメラ)や、眠っている間に終わる鎮静剤の使用にも対応しています。
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機能性ディスペプシア(FD)の主な原因:胃の機能低下と「働く人のストレス」

機能性ディスペプシア(FD)の発症には、胃腸の機能的な問題に加え、精神的なストレスが深く関わっていることが知られています。脳と腸は自律神経を介して密接に連携しており(脳腸相関)、ストレスが脳にかかると、胃腸の運動機能や知覚に異常をきたすのです。
産業医としての視点

特に、日常的にストレスに晒されやすい働く世代の方々にとって、機能性ディスペプシア(FD)は非常に身近な病気です。院長の木長は、「日本医師会認定産業医」および「労働衛生コンサルタント」として、これまで数多くの企業で働く方々の心身の不調に寄り添ってきました。
消化器の症状だけでなく、その背景にある仕事のプレッシャーや人間関係、生活リズムの乱れといったストレス要因まで考慮した上で、総合的なアドバイスができるのが当クリニックの大きな強みです。
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治療と改善策:あなたに合った治療を一緒に探します

機能性ディスペプシア(FD)の治療は、薬物療法と生活習慣の改善が両輪となります。
- 薬物療法:胃の働きを改善する薬、胃酸の分泌を抑える薬を中心に、症状に応じて漢方薬や抗不安薬などを組み合わせます。
- 生活習慣と食事の改善:高脂肪食や刺激物を避ける、少量頻回の食事を心がける、十分な睡眠をとる、適度な運動をする、といった基本的な生活改善が症状緩和の鍵となります。
当クリニックでは、ただ薬を処方するだけではありません。患者様お一人おひとりの生活やお仕事の状況を丁寧にお伺いし、「ときにはおせっかいなくらい」の姿勢で、毎日の生活の中で実践可能な改善策を一緒に考えていきます。
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まとめ:その不調、諦めずにご相談ください

「検査で異常なしと言われたから、この不調とは付き合っていくしかない」と諦めていませんか?その症状は、機能性ディスペプシア(FD)かもしれません。
大切なのは、まず精度の高い胃カメラ検査で重大な病気がないことを確実に確認し、その上でご自身の症状としっかり向き合うことです。院長は「何でも気軽に話しかけて相談してほしい」と考えています。
消化器の不調と、その背景にあるストレス。その両面からあなたの辛い症状をサポートします。長引く胃の不調でお悩みの方は、ぜひ一度、阪急「王子公園駅」から徒歩3分の当クリニックにご相談ください。




